海外で生活した帰国子女にとって、英語は大きな武器となりますが、それを活かして進路を勝ち取ることは決して簡単ではありません。なぜなら、日常のコミュニケーションが問題なく取れることと、入試で結果を出すために必要なスキルは別だからです。
英検受験は、帰国子女にとって非常に重要なステップとなります。ただし、そのスキルを身につけるためのプロセスは、生徒一人ひとりで異なります。海外での生活年数や英語学習歴が違えば、語彙力や文法知識のレベルも異なるため、個別に最適化された対策が必要です。生徒のニーズに合わせた、よりパーソナライズされた効率的かつ効果的なアプローチが求められます。
そこでNYCAでは、帰国子女の多様な学習ニーズに対応するため、レベル別に実施している英検対策講座をさらにバージョンアップいたします。
【学費】
入会金 …無料(英検対策講座の単科受講は入会金が無料です)
諸費 …20ドル/月
授業料…初級、英語アドバンスト:150ドル/月
中級、上級::225ドル/月
※他の講座と合わせて受講される場合はセット価格になります。
【授業時間】
初級…月曜日 17時35分〜18時35分
中級…火曜日 16時30分〜18時00分、木曜日 18時45分〜20時15分
上級…月曜日 18時45分〜20時15分
英語アドバンスト…火曜日 17時35分〜18時35分
レベル…英検3級〜準2級
帰国子女入試では、英検3級以上を取得することで試験が免除されたり、加点されたりする学校があります。日本の中学卒業〜高校中級レベルの文法や文章構成力を身につけます。
レベル…英検準2級〜2級
帰国子女入試では、受験者に求める英語能力を英検準2級〜2級以上と定める学校が多くあります。日常会話では触れることの少ない英単語や文法を学び、帰国後の入試に対応できるレベルに引き上げます。
レベル…英検2級〜準1級
難関校で求められる英語力は英検準1級レベルと言われています。難度の高い語句やアカデミックな文章を扱い、ネイティブレベルの英語力をつけます。
レベル…英検1級、TOEFL90点以上
英検1級対策に加え、難関中学・高校受験や大学受験で必要とされるTOEFLの対策も行います。
2024年度の首都圏の中学入試では、選択科目を含めた英語入試を取り入れた学校は142校ありました。10年前の14年度の入試ではたったの15校であり、この数年で急激に英語を取り入れた入試が増えていることがわかります。
2022年の受験生からは、新学習指導要領で学んできた初の学年であり、小学校で英語が必修化され全員が英語教育を受けています。またそれを受け、中学校では小学校で学んできたことを前提とした指導に変化しています。2021年度までは中学校で触れる英単語数は1200語でしたが、2020年からは小学校で600〜700語、中学校では1600〜1800語へ増加しています。つまり、小学5・6年生で学ぶ英単語数は今まで中学3年間で学んだ1200語の約半分になります!
帰国子女入試は一般入試と比べて受験科目が少なく、様々な受験スタイルがあるので個人の特技や能力を活かして受験することができます。また、帰国子女入試を実施する学校の多くは、英語の取り出し授業が行われ、オールイングリッシュや、海外の現地校に匹敵する高いレベルの授業を受けることができます。さらに海外研修や海外交流が盛んで、入学後も英語力を維持しつつ、さらに高いレベルの英語力を身につけることができます。
保護者世代の入試問題と比べると出題語数は2倍から3倍となり、その難度も上昇する傾向にあります。付け焼き刃な知識ではなく、本格的な英語力をつけなくてはいけません。そのためにも、帰国子女が日常会話を超えたアカデミックな英語力をつけることは、今後の進路の選択肢を広げることは間違いありません。